ものづくり補助金の採択率UPに重要な8つのポイントをデータを元に解説! 加点項目や交付回数で採択率は変わる?

みなさんこんにちは。

ものづくり補助金は、中小企業の革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資を支援する補助金です。

最大3,000万と多額の補助金が出る一方、事業計画書の作成や加点書類の準備など申請までの負担は大きく、申請後の審査に通らなければ不採択となり補助金は支払われません。せっかく時間をとって申請をするからにはできる限り採択可能性を上げたいですよね。

そこで今回は、ものづくり補助金申請時に採択率を上げるために重要なポイントを8つお伝えしたいと思います。

ものづくり補助金総合サイト「データポータル」より6次、7次、8次、のデータを分析し、申請前必見の情報をお届けします。

業種毎の採択率

まずは業種毎の採択率をみてみましょう。

最も採択率が高いのは建設業で採択率は56.5%全申請企業に占める割合は6.2%となっています。

次に採択率が高いのは製造業で採択率は54.8%です。全体申請企業に占める割合は49.3%と最も申請数の多い業種となっています。
製造業では大規模な設備投資を行う機会が他の業種より多く事業計画書に記載する際にイメージもしやすいため、ものづくり補助金との相性が良いことが理由だと思われます。

その他業種でも採択率に多少の差異はありますが、システムを含めた設備投資の革新性等を事業計画書に記載すれば、建設業、製造業以外の業種でも採択は問題なく獲得できることがわかります。

(出典)ものづくり補助金総合サイト データポータル https://portal.monodukuri-hojo.jp/dataportal.html

会社規模(従業員数)毎の採択率

会社規模毎の採択率をみてみましょう。

従業員数が51人〜100人の企業で採択率が最も高く60.2%となっています。

次に、21人〜50人の企業が54.8%、100人以上の企業が54.5%、6人〜20人の企業が53.5%、0人〜5人の企業が44.1%と続きます。

事業計画書の作成を含め、ものづくり補助金の申請にはかなりの労力を要するため、従業員数が一定以上いる企業の方が準備に時間をかけることができ、その結果採択率が高くなったものと思われます。最も採択率が高い従業員数51人〜100人の企業と従業員数0人〜5人の企業では、採択率に16.1%もの差がありますが、従業員数が5人以下の場合通常業務以外に補助金の申請準備に時間を使えず採択率が低くなったと考えられます。

(出典)ものづくり補助金総合サイト データポータル https://portal.monodukuri-hojo.jp/dataportal.html

申請タイミング毎の採択率

申請タイミング毎の採択率をみてみましょう。

最も採択率が高いのは締切1日前の申請で採択率は53.9%最も採択率が低いのは締切日当日の申請で採択率は47.0%となっています。

前日まではクオリティを高めて申請する企業が多い一方、締切日当日となると準備をあまりせずギリギリで焦って申請する企業が多くなり、このような結果となったではないかと思われます。

ある程度余裕を持った申請スケジュールを心がけましょう。

(出典)ものづくり補助金総合サイト データポータル https://portal.monodukuri-hojo.jp/dataportal.html

作成時間毎の採択率

事業計画書の作成時間毎の採択率をみてみましょう。

最も採択率が高いのは120時間以内で採択率は56.3%最も採択率が低いのは10時間以内で採択率は38.8%となっています。採択率の差は17.5%、作成に120時間かけた企業は10時間かけた企業の12倍もの時間をかけて事業計画書の内容を練っていますから、この差は当然と思われます。

ただし、作成時間をかければかけるほど採択率は上がるのかというとそうではないようです。

以下グラフ「事業計画書の作成時間」では、作成時間70以内までは時間を増やすほど順調に採択率が上昇していますが、90時間以内やそれ以上、では採択率が下がってしまっています。事業計画書の作成に時間をかける企業には、申請する事業内容そのものが複雑な場合があり、時間をかけて全てを盛り込もうとした結果、複雑で難解な計画書が出来上がってしまったことが要因と考えられます。

ものづくり補助金は、難関な内容よりも、シンプルな内容でわかりやすい内容が採択されやすいため、新たに行う事業を以下にわかりやすく審査員に伝えるかを考え時間をかけすぎずに作成すると良いでしょう。

とはいえ10時間以内での作成では、計画書へ事業の内容を盛り込み募集要項に沿っているか確認するのもままならないかと思います。

グラフ「事業計画書の作成時間」の採択率を確認しても、40時間〜50時間程の作成時間を見込んで準備をするのが、採択率と作成時間を総合して考えた場合のコスパが最も高くなるといえそうです。ものづくり補助金の申請前は、事前に事業計画書の作成時間を確保したスケジュールを立てておきましょう。

(出典)ものづくり補助金総合サイト データポータル https://portal.monodukuri-hojo.jp/dataportal.html

補助金の申請額毎の採択率

補助金の申請額毎の採択率をみてみましょう。

採択率の高い順に、補助金額〜1,000万円で採択率54.8%、〜750万円で採択率51.2%、〜500万円で採択率40.7%、〜250万円で採択率24.7%、となっています。※ものづくり補助金通常枠の補助金額上限は1,000万円

補助金額が多いほど採択率が高いという結果となりました。少し意外に感じられるかもしれません。

ものづくり補助金は革新的な製品やサービス開発等を支援する補助金ですから、補助額の大小ではなく、純粋に事業計画書の内容、革新性、にて採択を決定していると思われ、確りと資金を使った事業の方が革新性を評価されるものになりやすいのだと思われます。

まとまった額で補助金の支援を受け自社事業の拡大や生産性向上に取り組んでいくために、ものづくり補助金を活用するのが良いでしょう。

(出典)ものづくり補助金総合サイト データポータル https://portal.monodukuri-hojo.jp/dataportal.html

加点項目数毎の採択率

加点項目数毎の採択率をみてみましょう。

「加点」項目ですから、当然項目数が多いほど採択率が上がっていきます。

具体的には、加点項目0個で採択率は24.4%、1個で採択率は44.8%、2個で採択率は62.0%、3個で採択率は73.6%、4個で採択率は75.5%、となっています。

特に加点項目3個までの採択率の上昇幅は非常に大きいため、多少時間をかけてでも3個以上の加点項目を準備すると価値はあると思います。

(出典)ものづくり補助金総合サイト データポータル https://portal.monodukuri-hojo.jp/dataportal.html

ものづくり補助金の加点項目については以下にまとめておりますので、ご参考ください。

長性加点、政策点加点、災害等加点、賃上げ加点等、の4個があります。
政策加点と賃上げ加点等は達成しやすいですが、成長性加点と災害等加点は別途計画の認定が必要なため少しハードルが高いです。

おすすめは、事業継続力強化計画の認定による災害等加点の獲得です。当社にて支援も行っていますので、お気軽にご相談ください。

3個以上の加点を獲得し、採択を勝ち取りましょう。

ものづくり補助金の加点項目について

  1. 成長性加点:「有効な期間の経営革新計画の承認を取得した事業者」
  2. 政策加点
    1. 創業・第二創業後間もない事業者(5年以内)
    2. パートナーシップ構築宣言を行っている事業者
      「パートナーシップ構築宣言」ポータルサイト(https://www.biz-partnership.jp/index.html)において宣言を公表している事業者。
  3. 災害等加点:「有効な期間の事業継続力強化計画の認定を取得した事業者」
  4. 賃上げ加点等
    1. 「事業計画期間において、給与支給総額を年率平均2%以上増加させ、かつ、事業場内最低賃金を地域別最低賃金+60円以上の水にする計画を有し、従業員に表明している事業者」、又は、「事業計画期間において、給与支給総額を年率平均3%以上増加させ、かつ、事業場内最低賃金を地域別最低賃金+90円以上の水準にする計画を有し、従業員に表明している事業者」に対して従業員数の規模に応じた加点
    2. 「被用者保険の適用拡大の対象となる中小企業が制度改革に先立ち任意適用に取り組む場合

※令和元年度補正・令和二年度補正 9次締切分時点の加点項目です。内容変更がないか必ず最新の募集要項を確認の上、対応ください。

補助金の交付回数毎の採択率

補助金の交付回数毎の採択率をみてみましょう。

過去交付なしで採択率53.1%、交付1回で採択率34.2%、2回で採択率28.2%、3回で採択率27.3%、となっており、過去のものづくり補助金交付回数が多いほど、採択率が低くなることがわかります。

できる限り多くの会社にものづくり補助金を活用してもらうための仕組みとなっていますね。

2度目以降のものづくり補助金獲得を考えている場合は、よりわかりやすく革新性の高い事業計画を考えましょう。

(出典)ものづくり補助金総合サイト データポータル https://portal.monodukuri-hojo.jp/dataportal.html

支援者の関与/報酬比率毎の採択率

支援者の関与/報酬比率毎の採択率をみてみましょう。

支援なしの採択率42.2%よりも、支援ありの方が採択率が高くなっています。
支援あり/報酬なしで採択率49.9%、支援あり/報酬〜5%で採択率52.5%、支援あり/報酬〜10%で採択率60.7%、支援あり/報酬〜15%で採択率63.2%、支援あり/報酬15%超で採択率60.1%、となっています。
また、報酬が15%を超える場合、それより報酬の低い報酬〜10%、報酬〜15%よりも採択率が下がっています。

このことから、ものづくり補助金申請時には支援を受ける方が採択率が高くなり、その報酬は報酬〜15%以内程度の先が最も良いと思われます。適切な支援先を選択しましょう。

(出典)ものづくり補助金総合サイト データポータル https://portal.monodukuri-hojo.jp/dataportal.html

まとめ

まとめ

  • 業種毎の採択率:製造業の採択率が最も高く申請数も多いが、その他業種も問題なく採択獲得可能
  • 会社規模(従業員数)毎の採択率:従業員数が51人〜100人の企業で採択率が最も高くなっている
  • 申請タイミング毎の採択率:締切1日前の申請が採択率が最も高くなっている
  • 作成時間毎の採択率:最も採択率が高いのは120時間以内での作成だが、40時間〜50時間程での作成がコスパが良い
  • 補助金の申請額毎の採択率:補助金額が多いほど採択率が高い
  • 加点項目数毎の採択率:加点項目数が多いほど採択率が高く、特に加点項目3個までの採択率の上昇幅は非常に大きく準備すべき
  • 補助金の交付回数毎の採択率:過去のものづくり補助金交付回数が多い程採択率が低くなるため、2回目以降はより綿密な準備が必要
  • 支援者の関与/報酬比率毎の採択率:支援を受ける方が採択率が高くなり、報酬〜15%以内程度での支援が良い

いかがだったでしょうか。今回は、ものづくり補助金の採択率UPに重要な8つのポイントをデータを元に解説しました。

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