【令和6年度・2024年IT導入補助金】IT導入補助金は2024年も継続。ECサイトが補助対象外に!?【2023年からの変更点も】
みなさんこんにちは。
さて、当社は日々IT導入補助金2023に関する様々な情報を発信してきましたが、今日は2024年のIT導入補助金について最新情報をお伝えします。
令和5年11月10日、経済産業省は「令和5年度補正予算案」を閣議決定し、「令和5年度補正予算案の事業概要」という関連資料の中で2024年のIT導入補助金についても概要を公表しています。
結論から申し上げますと、2024年もIT導入補助金は継続となりそうです。以下の章で詳しく見ていきましょう。
※IT導入補助金2023の概要については、下記のページをご覧ください。↓
目次
2024年のIT導入補助金の位置づけ
経産省は補正予算案の中で、2000億円予算の「中小企業生産性革命推進事業」を設定し、IT導入補助金やものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金といった各種補助金を盛り込んでいます。
資料中、IT導入補助金の事業概要については、以下のように述べられています。
(3)サービス等生産性向上IT導入支援事業(IT導入補助金)
令和5年度補正予算案の事業概要(2023年11月)
中小企業等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDXの推進、サイバーセキュリティ対策、インボイス制度への対応等に向けたITツールの導入を支援する。
また、同資料中では
切れ目なく継続的に、成長投資の加速化と事業環境変化への対応を支援する
令和5年度補正予算案の事業概要(2023年11月)
とも述べられており、今後のIT導入補助金の継続も期待できると思われます。
2024年のIT導入補助金の申請類型
経産省の資料によると、2024年のIT導入補助金の申請類型は下記となっています。
- 通常枠
- インボイス枠
- 複数社連携IT導入枠
- セキュリティ対策推進枠
下記にて詳細情報をまとめてみます。
通常枠
補助上限額
ITツールの業務領域が1~3まで:5万円~150万円
ITツールの業務領域が4以上:150万円~450万円
補助率
1/2
(参考)2023年からの変更点
現時点では、大きな変更点はなさそうです。
インボイス枠
恐らく内容的に2023年のデジタル化基盤導入類型の継続版と思われます。
補助上限額
■インボイス対応類型(インボイス制度に対応する会計・受発注・決済ソフトが対象)
- 会計・受発注・決済ソフト:①~50万円以下、②50万円超~350万円
- PC・タブレット等:~10万円
- レジ・券売機:~20万円
■電子取引類型:~350万円
こちらについては詳細が一切判明していません。
金額だけ見るとECサイトを対象にしているようにも見えますが、「電子取引」だと一般的には請求書や領収書など電子データで授受した取引情報のことを指すようにも思えます。「電子”商”取引」であればECを指すとほぼ断定できるのですが、、
いずれにしても詳細は不明のため、ECサイトでIT導入補助金を活用したい事業者は2023年のうちに一度申請してしまった方が吉です。
補助率
■インボイス対応類型(インボイス制度に対応する会計・受発注・決済ソフトが対象)
- 会計・受発注・決済ソフト:①中小企業3/4、②小規模事業者4/5
- PC・タブレット等:1/2
- レジ・券売機:1/2
■電子取引類型:①中小企業2/3、②大企業1/2
(参考)2023年からの変更点
- 枠の名称が「デジタル化基盤導入枠」から「インボイス枠」へと変更
- 2023年には対象となっていた「ECソフト」が今回資料からは削除
※ECソフトはつまりECサイトやネットショップのことで、2023年では多数の事業者による補助金獲得が行われました。笑 - 会計・受発注・決済ソフトの補助率が増加
※2023ではMAXでも3/4でしたが、今回は小規模事業者であればMAX4/5と破格の補助率となっています。
複数社連携IT導入枠
補助上限額
下記①+②合わせて~3,000万円
①インボイス対応類型の対象経費と同様(インボイス制度に対応する会計・受発注・決済ソフトが対象)
- 会計・受発注・決済ソフト:①~50万円以下、②50万円超~350万円
- PC・タブレット等:~10万円
- レジ・券売機:~20万円
②50万円×グループ構成員数
補助率
①インボイス対応類型の対象経費と同様
- 会計・受発注・決済ソフト:①中小企業3/4、②小規模事業者4/5
- PC・タブレット等:1/2
- レジ・券売機:1/2
②2/3
(参考)2023年からの変更点
現時点では、大きな変更点はなさそうです。
セキュリティ対策推進枠
補助上限額
5万円~100万円
補助率
1/2
(参考)2023年からの変更点
現時点では、大きな変更点はなさそうです。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、令和6年度(2024年度)IT導入補助金の最新情報について解説しました。
当社も引き続き事務局のニュースリリースに注目し、追加の情報があれば本ブログで発信します。
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