【事業再構築補助金】不採択理由の問い合わせはマスト!不採択後にやるべきこと4選!
みなさん、こんにちは。
2022年3月3日(木)に事業再構築補助金の第4回公募分の採択結果が公表されましたね。
無事採択されてひと安心、という方や、
2回連続で落ちた・・・という方、
次は必ず採択される!と意気込みを新たにした方など、
事業再構築補助金に携わっている事業者・支援者の方々は、悲喜こもごもな1日だったのではないでしょうか?
さて、今回は第4回公募分の事業再構築補助金に不採択となってしまった方向けに、
不採択後に今すぐやるべきことというテーマでお話ししたいと思います。
目次
事業再構築補助金の不採択後に必ずやるべきこととは?
事業再構築補助金に今回残念ながら不採択となってしまった事業者の皆様・担当者の皆様、
落ち込んでいる暇はありませんよ!
今すぐ次の採択へ向けて動き出しましょう!
やるべきことはずばり次の4つです。
- 次回の申請スケジュールを確認する
- 自社での申請要否を決める
- (申請する場合)事務局に不採択理由を問い合わせる
- 不採択理由を分析し、具体的な修正方向性を決める
次回の申請スケジュールを確認する
まずは、直近公募分の公募開始時期や応募締め切り、採択発表日といったスケジュールを確認しましょう。
今後のスケジュールは事務局のポータルサイトや予算概要資料から確認できます。
ちなみに、令和3年度補正予算の直近スケジュールとしては
第5回公募は3/24締切➡5~6月採択発表
第6回公募分は3月下旬に公募開始予定 となっています。
公募開始からできるだけ素早く動き出せるようにポータルサイトの新着情報(下記図)を毎日チェックしましょう!
自社での申請要否を決める
スケジュールを確認した上で、今回の申請要否を決定します。
可能な限り再チャレンジをしたいところですが、場合によっては、どうしても締切に間に合わないそうになかったり、
計画を変更して早めに事業着手しないと事業機会を逃してしまう、といったケースもあると思います。
そのため、申請要否は早めに検討しておくことが重要です。
申請要否を早めに検討しておくことで、事前着手等の特例に当てはまる可能性や、他制度を利用できる可能性も広がります。
また、どうしても自社のリソースだけでは間に合いそうにない、別業務に追われて事業計画書を書いている暇がないといった方は、補助金申請のコンサルティングサービスを行うプロにお願いするのも一つの手です。
弊社でも事業再構築補助金の不採択後の再申請をサポートしていますので、気になる方はこちらをご覧ください。↓
(申請する場合)事務局に不採択理由を問い合わせる
再申請する場合には、事務局への不採択理由の問合せはマストです。必ず確認するようにしましょう。
連絡先はポータルサイト下部のお問い合わせ欄から確認できます。
問い合わせを行い、「不採択理由の件で」と伝えましょう。
担当者が今回の申請内容に関する審査員コメントを読み上げてくれます。
なお、コメントの内容に関する質問は一切受け付けてくれません。
審査員コメントは下記のような感じで、形式不備・不採択となった案件中の評価(A➡B➡C)、事業化点・再構築点の評価について簡潔に述べられます。
案件によっては下記記載のコメント以外を頂戴する場合もあります。
①形式不備
・形式不備はあった/なかった
②不採択中の評価
・紹介いただいた申請案件は、通常枠として審査された案件のうち、不採択となったものについて評価の高いものから順に並べるとA/B/Cに該当する。
③事業化点の評価
・事業化に至るまでの遂行方法およびスケジュールが妥当である旨を明確に記載するとより良い。
・事業化に向けて競合他社の動向把握を通じて市場ニーズを考慮している旨を明確に記載するとより良い。
・既存事業とのシナジー効果が期待されること等により、効果的な取り組みとなっている旨が記載するとより良い。
④再構築点の評価
・市場ニーズや貴社強みを踏まえ、選択と集中を戦略的に組合せ、リソースの最適化を図る取り組みである旨を明確に記載するとより良い
・事業再構築指針に沿った取り組みであることが記載されているとより良い。
・リスクの高い思い切った大胆な事業再構築である旨が記載されているとより良い。
不採択となった事業者様のコメントを見る限り、個別に具体的なアドバイスがあるというよりも、評価の内容に合わせた定型文を選択しているようです。
とはいいつつ、これらの情報は次回申請へ向けての唯一の拠り所となるため必ず確認するようにしましょう。
審査員コメントは、メモを取るか録音をしてあとで振り返れるようにしておきましょう。
不採択理由を分析し、具体的な修正方向性を決める
実は事務局の不採択コメントを聞くだけでは事業計画書の修正はほぼ不可能です。
なぜなら、上記の審査員コメントはほぼ定型文であり、各案件ごとの具体的なアドバイスではないからです。
そのため、審査員コメントを自分なりにかみ砕いて内容を加筆・修正することが必要です。
例えば、審査員コメントが
「事業化に向けて競合他社の動向把握を通じて市場ニーズを考慮している旨を明確に記載するとより良い」
であれば
- 競合分析が甘い
➡競合他社の選定が適切でない?
➡比較軸の選定、または、比較結果が適切でない?
➡比較した結果、どの部分(価格・性能)で自社が優位なのかが明確でない? - 市場ニーズの把握が甘い
➡データの選定が適切でない?
➡データの読み取りが適切でない?
➡データを読み取った結果、示唆(言いたいこと)が適切でない?
などなど、コメントを様々な観点から分解していくと加筆・修正の方向性が明らかになってきます。
是非チャレンジしてみてください!
まとめ
本日のまとめ
- 事業再構築補助金不採択後にすべきことは以下の4つ
- 次回の申請スケジュールを確認する
- 自社での申請要否を決める
- (申請する場合)事務局に不採択理由を問い合わせる
- 不採択理由を分析し、具体的な修正方向性を決める
- 申請の業務負荷が高い場合や、不採択理由の分析が難しい場合は補助金のプロに頼ることも一つの手!
いかがだったでしょうか。今回は、事業再構築補助金の”不採択後にすべきこと”について解説しました。
公募にあたっては今回の内容を頭に入れた上で直近の公募要領を読み込むことが重要です。
事業再構築補助金はその名のとおり事業拡大・再構築の大きなチャンスですので、ぜひともチャレンジを検討してみてくださいね!
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