ISO9001って何なの?初心者にもわかりやすく基礎から解説!
みなさんこんにちは。
今日は、「ISO9001」という国際規格について、初心者にもわかりやすく解説していきます。
ISO9001は、企業や組織が顧客の期待を常に満たすための管理の仕組みを定めているんですが、何だかわかりづらいですよね。
本日は、ISO9001とはそもそも何なのかについて、基礎からわかりやすく解説します。
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目次
そもそもISOとは
ISOとは、国際標準化機構(International Organization for Standardization)のことです。
国際標準化機構は、20,000以上の国際規格を定めており、これらの規格は、製品、サービス、システムなどが一定の品質を満たしていることを保証するための「国際ルール」です。
その中でも、ISO9001は、組織の管理の仕組みに焦点を当てた品質管理システムに関する国際規格として広く認知されています。
ISO9001の目的
ISO9001の主な目的は、製品やサービスが常に顧客の要求を満たす品質を保持するための管理の仕組みを構築することです。
これにより、企業や組織は、品質の高い(顧客の要求を満たす)製品・サービスを継続的に顧客に提供することができるようになります。
ISO9001の審査に合格することで、自社が品質の高い製品やサービスを継続的に顧客に提供できる管理体制を有していることを、第三者機関からの「認証」という形で公認されることになります。
ISO9001の仕組み
ISO9001は、単に品質の高い製品やサービスを提供するためのチェックリストではなく、組織が効率的に運営され、継続的な改善が促されるよう設計されています。ISO9001は、主に以下の4STEPで成り立っています。
方針と目標の設定:組織の品質方針と具体的な品質目標を設定します。
リソースの提供:組織が品質目標を達成するために必要な人的、物的、財務的リソースを確保し、提供します。
役割、責任、権限の明確化:組織内の各レベルで働く人々の役割、責任、権限を明確にします。ここで品質責任者も任命します。
プロセスの文書化と実行:従業員は、品質目標を達成するために必要なプロセスを文書化し、これに基づいて業務を行います。
リスクの識別と管理:事業運営におけるリスクを特定し、これらのリスクに対する予防措置や対策を計画、実施します。
教育・訓練と外注先の管理:従業員に適切な教育と訓練を提供し必要な力量を確保します。また、外注先の品質管理も行います。
内部監査:定期的に内部監査を行い、品質管理システムが計画通りに実施されているかを確認します。
是正処置:監査や業務中に不具合が発見された場合、原因を調査・分析し、是正処置を講じます。
マネジメントレビュー:トップマネジメント(社長や経営層)は、定期的に品質管理システム全体の有効性をレビューし、必要に応じて品質方針や目標の見直し、改善策の実施を行います。
ISO9001のメリット
SO9001を導入することで以下のような様々なメリットが期待できます。
信頼性の向上:取引先からの信頼を獲得し、新規取引の機会が増える可能性があります。また、顧客監査が軽減されることも期待できます。
予防措置:大きな不具合の発生を未然に防ぐことができます。
問題解決の容易化:不具合が発生した場合、その原因究明や対策が容易になります。
教育の効率化:新入社員の教育がシステマティックに行えるようになります。
さいごに
いかがだったでしょうか。
本日はISO9001とは何になのかについて、基礎的な部分を解説しました。ISO9001の導入は、顧客満足の向上と組織の持続的な改善が行うことができるシステムです。ISO9001をうまく活用することで、企業や組織はその競争力を高めることができるでしょう。
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